『いつもと同じ状態』のレベルを上げるタイミング 090-1336-2552 〒745-0064 山口県周南市住吉町2-7 尾崎ビル6階 営業時間:9:00〜23:00(時間外はご相談ください)定休日:不定休
こんにちは、icrattの岩倉勇太です。
前回はウォーミングアップの目的について
体を温めることや怪我の予防だけではなく、
効率良く技術の習得をする為に、
『いつもと同じ状態』にすることが大事、という話をしました。
その為に測定可能な種目を選ぶんでしたね。
この話は、野球教室やパーソナルトレーニングでもよく話す内容なんですが、
アスリートにもそうじゃない人にも非常に参考になると思います。
私自身も趣味のゴルフの練習をするときは、この考えを大事にしています。
実力はまだまだ伴わないですが。。。
詳しくは『ここで差をつける!野球が上手くなるウォーミングアップとは?』をご覧下さい。
さて、今日は、前回の内容に対するご意見に答えたいと思います。
効率良く技術習得する為に
『いつもと同じ状態』にすることが大事というのは分かった。
だけどそれじゃ進歩がない!レベルアップしたいんだ!
というご意見です。
これに対する答えは
「レベルを上げるタイミングが年に数回あります」
ということです。
ここで出てくるのが【ピリオダイゼーション】。
日本語で言うと、期分け。
時期によって行う練習やトレーニングを変えましょう、ということです。
ここでは分かりやすく中高の野球部の3年間を
【準備期】【移行期】【試合期】の3つに分けて
説明しようと思います。
【準備期】体と技術のレベルアップ
【移行期】技術のレベルアップ
【試合期】チームの戦術の洗練
これは単なる一例ですので、個人やチームの状況・環境に応じて
変化させてください。
この【準備期】に、短い期間の中で一気に体のレベルアップをします。
その期間のうちに上がったレベルで、移行期~試合期を勝負するわけですから、
集中力もモチベーションも上がるはずです。
野球選手であれば、当然ですが野球の技術練習を一番多くするべきです。
体のレベルアップにかける時間はなるべく少ない方が良い。
【準備期】の中では、体だけではなく技術のレベルアップもしておきたいので、
体のレベルアップは期限を決めて、短期集中で行いましょう!
そして【移行期】に入ればそこからは完全に技術のレベルアップが目的になります。
この間はウォーミングアップで体のレベルをキープします。
毎日『いつもと同じ状態』にするんでしたね。
肝心なのは、体のレベルアップと技術のレベルアップを
同時進行でしようとしないこと。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
結局技術のレベルアップがしにくくなります。
【移行期】になっても【試合期】になっても、
可動域を広げようとしてストレッチを一生懸命やっているようではダメです。
まとめると、
【準備期】に体のレベルアップは終わらせて
【移行期】と【試合期】には
体のレベルは『いつもと同じ状態』を保ち
技術の習得を効率よくしましょう。
という話です。
今の高校野球でよくあるのが、
毎日練習して、体が疲れてきて
その疲れた状態で必死に技術を習得したのに、
夏の大会前にその疲労を取る。
そしていつもよりだいぶ軽い体で、
調子が良い状態で大事な大会に臨む。
結果、練習の時より体がキレて動きすぎるので、
疲れた状態で習得した技術は思うように
発揮できないまま終わってしまう。
こんなことになってしまわないように
しっかり計画を立てて、作戦を立てて、練習しましょう!
ピリオダイゼーションに関しては
こんなに簡単に扱う内容ではないので、
ご要望があれば、また詳しく書きたいと思います。
ではまた。
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しっかりと伝えながら、みんなで楽しく練習しています!
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